約800年の 時を経て気品と風格はそのままに暮らしに溶け込み広く愛用されている「鎌倉彫」。誇るべき工芸品として、いまも進化を続けているその姿を多くの方に紹介する。

陰影ある彫りの味わい、深みある漆の色調、そして日本古来の素材である木の温もり。これらが見事に調和した伝統的工芸品「鎌倉彫」を紹介する。

日本的な草花の絵柄を中心に力強く大胆に彫刻し、柔らかさとあたたかみを出した漆塗りが特徴の「鎌倉彫」を、刀痕や乾口とり等の鎌倉彫の独特な技法を交えて制作工程から一冊のパンフレットに編集（取材含む）・デザインした。外国人への理解促進のため多言語（日本語・英語併記）で制作した。