5月。
新緑がまぶしい季節になりました。
畑では、夏野菜たちが元気に育ち始めています。
この時期の密かなお楽しみが「間引き野菜」です。
大きく、立派に育ちますように。
そんな願いを込めて途中で摘み取られる、小さなお野菜たち。
今回、私のもとにやってきたのは、かぼちゃの赤ちゃん。
手のひらにすっぽり収まるサイズで、本当に愛らしい。
「こんなに可愛いけれど、美味しく食べられるのかしら……?」
そう思いつつも、食べるのがもったいなくて、まずは光の当たる場所で何枚も写真を撮ってしまいました。
愛でる時間をひとしきり楽しんだあとは、台所へ。
今しか出会えない小さな命を、シンプルにいただきます。

今宵の一皿 Vol.5
かぼちゃの赤ちゃんの塩揉み
薄くスライスして、シンプルに塩揉みにして、冷蔵庫でキュッと冷やして。
パリパリとした小気味いい歯ごたえのあとに、みずみずしいウリの香りがふわり。
余計なものは何もいらない、素材そのままの贅沢です。
合わせるのは、すっきりと冷えたビール。
少し汗ばむようになった夕暮れに、最高の相棒です。
小さな命への感謝とともに、
今夜も、ごちそうさまでした。

